もしあなたが今すぐ50万円ほどのお金を一時的に必要としているなら、
真っ先に頭に思い浮かんでしまうのは銀行や消費者金融のようなところかもしれません。
私も借金をし続けていた時にはひたすらに借りられそうなところを銀行、消費者金融含めて手当たり次第に申し込んでいました。
その結果借り入れした負債が何年にも渡り自分の人生の大きな負担となっています。
手元にないのにお金が必要という状況では人間というのは冷静さを失ってしまい、
つい身近に思い浮かんだところなどに頼りがちになってしまったりします。
しかしいろいろと調べると銀行や消費者金融に頼らずとも社会福祉制度のなかで、
非常に低金利で借り入れできる方法というのもあります。
全国社会福祉協議会の制度の一つにある生活福祉資金という制度を利用すれば、
無理なく返済できる範囲で一時的な借り入れをすることも可能です。
種類 | 資金の用途 | 貸し付け限度額 | 期限 | 貸付利率 |
生活支援費 | 生活再建までの間必要な生活費 | 月15万~20万円以内 | 10年以内 | 0~1.5% |
一時生活再建費 | 債務整理するために必要な経費など | 60万円以内 | 10年以内 | 0~1.5% |
福祉費 | 生業を営むために必要な経費など | 580万円以内 | 20年以内 | 0~1.5% |
緊急小口資金 | 一時的に生計維持が困難な場合の費用 | 10万円以内 | 12ヶ月以内 | 無利子 |
教育支援費 | 低所得世帯が就学に必要な費用 | 月3.5万~6.5万円以内 | 20年以内 | 無利子 |
就学支度費 | 低所得世帯が入学に必要な経費 | 50万円以内 | 20年以内 | 無利子 |
おそらく銀行や消費者金融と比べるととても利率も低くて負担が少ないと感じると思います。
ただこちらの制度を利用するには各市区町村の社会福祉協議会へ審査の手続きがありこれらが非常に面倒というのがあります。
銀行のローンや消費者金融であればネットから申し込みなんてこともできますが、
生活福祉資金制度を利用するには電話などでの相談や書類の提出などが必要となります。
この点が銀行や消費者金融と一番違うところかもしれません。
ただ借りた後の利息の負担に比べたら申し込みの面倒さなど大したことないと感じられるでしょう。
また審査においても非常に厳しいという事だけは覚悟が必要となります。
この制度は生活困窮者自立支援制度のためやむ負えない事情がある人のための制度でもあります。
十分な収入があるのにギャンブルでの浪費や買い物などでの浪費で
生活困窮になった人はあまり期待できないかもしれません。
ただ銀行や消費者金融などの高金利の貸付を利用するのであれば一度立ち止まって
こういった福祉制度を利用することを考えるのも一つの手段だと思います。
多重債務になって生活に困窮しないようお金でお困りの方は注意してください。
いつも読んで下さる皆さんに感謝致します。
おか