以前にも銀行の貸付について規制が厳しくなるのではと記事で紹介しましたが、
今度はおまとめローンについても同様に規制が厳しくなる可能性が出てきました。
そのニュースというのは朝日新聞の記事の一つにあります。
通常の借り入れで総量規制の上限に達してしまった人が、
さらに借り入れを増やすためにおまとめローンを利用すると事で
総量規制の上限以上に借り入れできるという問題についての指摘です。
実際におまとめローンをこんな利用していたら悪質だと思いますが、
本当に借金をまとめたいと思っている人にとっては規制強化は深刻な問題になるとおもいます。
このおまとめローンは銀行だけではなく消費者金融も関係してくる話です。
大抵おまとめローンを利用したいと考えている人は高金利の借り入れをしてしまった人で、
借入先も消費者金融という人がほとんどだと思います。
私自身も借金の最盛期は金利10%以上の借入先が複数あり、
それらを借り換えやおまとめローン的な方法でこれまで借金と利息を減らしてきました。
おまとめローンの一番のメリットは複数の高金利の借金を一つの低金利にまとめることで最大限発揮されます。
ある意味これがおまとめローンを利用する人たちの一番の目的だと思います。
このおまとめローンという方法まで総量規制対象となったりしたら、
かつての私のように複数の借入先に借り入れして高額の借金を抱えると解決方法が限定的になってしまいます。
高金利の借金を地道に減らしていくか?もしくは自己破産、民事再生、任意整理などの法的手段を取るか?
私は借金が膨れ上がった時にはまだ借り換えやおまとめで金利を下げるという
選択肢が残っていたので地力の返済を試みています。
しかし、借り換えやおまとめという選択肢がないまま金利15%の返済を地道にやっていたか?
と考えるとおそらく自力での返済は諦めていたと思います。
その理由は明らかに損失するものが大きいという事です。
高金利を払い続けるのであれば民事再生や任意整理を早期に決断していたと思います。
今回のニュースを見て私はぎりぎりほぼ借り換えを低金利にまとめることができたのですが、
これから多額の借金をおまとめしようという人にとっては厳しい時代になってきたなと感じました。
おそらくこれまで以上に借金の法的整理・解決をする人が増えてくるのではと思っています。
ゴールデンウィークの連休で返済方法をいろいろ考える人もいるかもしれませんが、
今回のニュースの件もぜひご一考しておいて下さい。
いつも読んで下さる皆さんに感謝致します。
おか